エコ施策
オフィス適温化とは、冷暖房の設定を一定温度にしたり、ブラインドや緑のカーテンを設置することで、オフィスの消費電力を抑えること。また、CoolBizに代表されるビジネスカジュアルな服装での勤務は、オフィス適温化の代表例として挙げられる。オフィス適温化のメリットは、始めるハードルが低いことにある。大規模な工事や初期費用なしで始められるものが多く、クールビスやグリーンカーテンの設置など気軽に取り組むことができる。
冷暖房の温度設定は、夏に28℃、冬に20℃とするのが目安。夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になる。(cool choiceより)
オフィス適温化の事例として、以下のプロジェクトが挙げられる。
緑のカーテンによる省エネ及びCO2削減効果の試算
横浜市環境科学研究所の調べによると、7月から9月までに8㎡のグリーンカーテンを南向きの窓の外側に設置したところ、3ヶ月間で、杉の木9本が1年間に吸収する二酸化炭素量(CO2 126kg)と同等の削減につながった。また、省エネ効果としては、家庭用エアコンを毎日1-1.5時間稼働させた場合と同様の効果が見られた。
オフィス適温化を実行するために、主な施策として以下のような施策がある。
以下が実際にオフィス適温化の施策を導入している企業の事例である。
例1 Super coolbiz 事例一覧
例2 日立化成 グリーンカーテンプロジェクト 2007-18年現在まで継続的に取り組んでいる
例3 イトーキ グリーンカーテン
環境省が行っているグリーンカーテンプロジェクトはこちら。