エコ施策
電力は、私たちの生活にも経済活動にも欠かすことができない。欠かすことができないものだからこそ、その電力源を見直すことで、環境への負荷を大きく軽減することが可能になる。
ここでは2つの施策をご紹介する。
再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、太陽光や風力など資源が枯渇しない自然エネルギーの総称である。その大きな特徴は、「CO2を排出しない」ことで、石油や石炭などに代わるクリーンなエネルギーとして、近年発電量が増加している。
特に近年は、「ESG投資」と呼ばれるEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)に配慮を行っている企業に対する投資が注目されており、エネルギー分野で環境への配慮を行っている企業が評価されるようになってきた。
最近ではApple社が、世界各地にある同社の施設が100%再生可能エネルギーで電力を賄っていることを発表し、関心を集めている。ここでは7つの再生可能エネルギーを紹介しておく。
【7つの再生可能エネルギー】
1. 太陽光
2. 風力
3. 水力
4. 地熱
5. 太陽熱
6. バイオマス
7. その他熱
自家発電とは、敷地内に発電設備を立てて、自家発電・自家消費を行うことである。自家発電は環境面でのメリットだけでなく、電気代のコスト面でもメリットが ある施策である。
代表例としては、太陽光パネルの設置が挙げられる。
太陽光パネルが発電量のピークを迎える日中は、オフィスだけでなく自宅でもエアコンニーズが高まるタイミングでもある。そのため、太陽光パネルを自宅に導入していれば、この時間に使用する電力は太陽光パネルで自家発電した電力を利用できるため、電気代のコスト削減に直結するのである。これはピークカット効果と呼ばれている。
また、木材チップを使用して発電する木質バイオマス発電機の導入なども、自家発電として有用である。