コラム社会・環境基盤

組織でエコシフトをして表彰されよう!環境に関するアワードと表彰事例を紹介!

2021.01.11

次世代へつなぐ未来を創るために、組織でエコシフトに取り組むとき、ひとつのモチベーションとなるのが各種表彰制度です。

世界全体で『サスティナブル(持続可能)』であることが潮流となり、国内でも多種多様な表彰が創設されています。

こうした表彰を受けることで、独自取材の実施や、公式ページ・環境省のPR誌への掲載など認知の拡大に繋がります。また応募団体同士のコミュニティ形成により、環境分野での活動のネットワークの拡大や活動の広がりが期待できます。

より良い環境・社会のためにエコシフトをすることは、組織にとってプラスにもなるのです!

今回は環境にまつわるさまざまな表彰制度と一部の優秀事例をご紹介します!

1.環境省グッドライフアワード

環境省グッドライフアワード』は、環境と社会によいSDGsを体現する取り組みを「環境大臣賞」として表彰しています。企業、学校、NPO、自治体、地域コミュニティなど幅広い組織が対象となっています。

第7回にあたる2019年の最優秀賞は、Operation Greenのテックパートナーでもあり、「顔の見える電力」を提供するみんな電力株式会社が受賞しました。

他にも、優秀賞としてフードロス削減のためのスマートフォンアプリ『TABETE(タベテ)』や、6次産業化を目指した2世代(100年)教育を行う新渡戸文化学園が表彰されました。

例年6月~9月に応募が行われています。次回・第8回の応募の目安にしてください!

2.エコマークアワード

エコマークアワード』はエコマーク事業の目的である「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に向けて取り組む企業・団体を表彰するものです。

企業部門・公共部門・民間部門の3部門からなる優秀賞と、環境性能や先進性、エコフレンドリーデザインが優れた商品を表彰する “エコ・オブ・ザ・イヤー” の選出があります。

2020年は最優秀賞として東レ株式会社が選ばれ、「持続可能な循環型の資源利用と生産」を核としたグリーンイノベーション事業が「SDGsとビジネスの融合を、時代に先駆けて体現してきた」として評価されました。

エコ・オブ・ザ・イヤーとしては青山商事株式会社が運営する「洋服の青山」「THE SUIT COMPANY」「UNIVERSAL LANGUAGE」の全店舗が、アパレル業界初となるエコマーク認定を取得し、ノミネートしました。

例年6月~7月に応募が行われています。

3.大学SDGs ACTION AWARDS

大学SDGs ACTION AWARDS』は朝日新聞が、若い世代のSDGsへの取組みを応援するため、2016年に創設しました。個人の学生や若手研究者の他、ゼミなどの学生団体や学生NPOなどが対象となっています。日頃の研究や活動に基づいた独創的な企画やアイデアが多く表彰されています。

これまでの受賞プロジェクトとしてはは、九州国際大学の学生による、車いすユーザーのための海外旅行『ペガサス・ボヤージュ』や、岩手県立大学が主導するロボットを活用した超スマート農業でのリンゴ農家のサポート実験などがあります。

こちらは2021年の応募が1月18日まで行われています。

実は沢山ある!環境にまつわる表彰・アワード!

ご紹介した他にも沢山の賞があり、ESD活動支援センターではESD(環境教育)に関わる人に薦めたい表彰・アワードをこちらにまとめて掲載しています。

組織の中で持続可能な未来に向けて出来ることを見つけ、組織で一体となってこうした表彰を目標にエコシフトを進めてみてはいかがでしょうか?

(ライター:鈴木さやか)

<参考資料・記事>

・「環境省グッドライフアワード」(環境省)

・「グリーンイノベーション事業拡大プロジェクト」(東レ株式会社)

・「エコマークアワード 」(エコマークアワード)

・「「大学SDGs ACTION! AWARDS」エントリーは1/18(月)まで」(SDGs ACTION!)

・「アワード・表彰」(ESD活動支援センター)


TAGS: 社会・環境基盤,