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プラスチック削減

1. プラスチック削減について

年間3億トンが石油から生産されるものの、自然分解されずに半永久的に残ってしまうプラスチック。世界の海に存在するプラスチックの重量は、2050年までに魚の重量を上回ると予想されている。プラスチックの大量生産による海洋汚染が深刻になっている今、プラスチックごみを減らそうと対策を行う国が増えてきている。

国連環境計画(UNEP)が発表した報告書では、使い捨てプラスチック製品の禁止や、使用時に課金する制度を設けている国は世界60か国以上にのぼる。例えば、EUは、日常的に使われる使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する法案を提出。2025年までにほぼ全てのプラスチックボトルをリサイクル回収したい考えを表明した。また、コカ・コーラ、ユニリーバ、ウォルマートなどのグローバル企業11社も、2025年までのパッケージ・リサイクル100%を宣言するなど、脱プラスチックの流れが世界的に強まっている。

この流れを受け、日本企業もプラスチックに代わる紙製の包装材の開発や容器の見直しに本腰を入れ始め、ビジネスチャンスとして取り組む事例が出てきた。例えば日本製紙はスナック菓子や冷凍食品用の紙製包装材の開発をスタート。また、花王はシャンプーなどの詰め替えパックに直接ポンプを差し込む“スマートホルダー”を開発している。

2. 施策

プラスチックを削減するためには、オフィスビルや工場、店舗などでできることもたくさんある。ペットボトルの自動販売機を紙コップ製に変える、材料輸送や商品販売の際の簡易包装を推進する、社員にマイボトルやエコバッグを奨励する、社員食堂でプラスチック製のストローを廃止するなどアイディアは様々だ。

3. プラスチック削減のアクションと効果(試算例)

アクション 天然資源
削減量
廃棄物
削減量
CO2
削減量
コスト削減
350mlの使い捨てプラコップを
マイボトルにした場合
原油 17ml 14.4g 76g 各社の仕入れ値に応じて
レジ袋をやめてマイバックを使った場合
Lサイズ1枚当たり
原油 8.2ml 6.8g 33g 各社の仕入れ値に応じて
商品を全面包装から簡易包装にした場合 紙 45.4g 45.4g 75.3g 各社の仕入れ値に応じて
(出典:環境省 3R原単位の算出方法

3. 企業での導入例