コラムCO2削減

企業の温暖化対策!各業界の1位の企業は?!

2020.09.11

環境保護や温暖化対策という活動の定義は幅広く、企業の取り組みを正しく理解し、比較を行うことは簡単ではありません。結果として、実際には優れた取り組みを行っている企業が、必ずしも高い評価を受けているとは限らないという課題もあります。

今回はそのような課題にフォーカスした、WWFジャパンが実施する企業の温暖化対策ランキングについてご紹介します。

WWFとは

World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金、以下WWF)は、スイスのWWFインターナショナルを中心に、80カ国以上の国々に拠点を置き、100を超える国々で地球規模の活動を展開している環境保全団体です。

地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来を目指して活動しています。WWFネットワークの1つであるWWFジャパンは、1971年、世界で16番目のWWFとして東京で設立されました。

 

企業の温暖化対策ランキング

そんなWWFジャパンは2014年、企業の温暖化対策の実効性を評価する「企業の温暖化対策ランキング」プロジェクトを開始しました。WWFジャパンはこのプロジェクトを通じて、先を見据えたビジョンを持ち、着実に温暖化対策を進めている企業が、より高いリーダーシップを発揮できるよう、その取り組みを後押しすることを目指しています。

WWFジャパンはこのプロジェクトを開始して以来、業界毎に調査を実施し、これまで11の温暖化対策ランキングレポートを公開してきました。

評価方法

このプロジェクトは、環境報告書やCSR報告書などで企業が公開している企業の温暖化対策を①『目標および実績』、②『情報開示』の大きく2つのカテゴリーに分けた、合計21の評価指標を用い100点満点で評価しています。

各業界ごとの1位は?企業ランキングをチェック!

それでは各業界毎の一位を見ていきましょう。

※「WWF『企業の温暖化対策ランキング』プロジェクト」を参照し、Operation Green作成

WWFのレポート「『企業の温暖化対策ランキング』~実効性を重視した取り組み評価~」では、各業界ごとのランキングや取組状況、課題などが紹介されています。日本の企業の温暖化対策にどのようなアクションを起こしているのかわかりますので、ぜひご覧になってみてください!

日本でも再生エネルギー100%利用は実現可能

またWWF ジャパンでは、気候変動問題の解決を念頭に、日本の将来のエネルギーのあり方を示すエネルギーシナリオの構築をシステム技術研究所に研究委託し、その成果を『脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案』として 2011 年以降順次発表しました。

シナリオでは 、2050 年までに国内の全てのエネルギー需要を再生可能エネルギーで供給することが、技術的にも経済的にも可能であることを示しています。

需要側に対しても、国内の省エネのポテンシャルを産業・家庭・業務・運輸の各部門について試算した結果、2050 年には最終エネルギー消費量を現状よりも約 50% 削減できることが確認されています。

いかがでしたか?

CSR活動等の指針策定や公表方法にお悩みの企業のご担当者の方々等にとっても、良い参考になるのではないでしょうか?ご興味があればWWFのレポートと併せて、実際に各企業のホームページで活動の詳細を確認してみてください。

 


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