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日本初の給水アプリ「mymizu」を開発したマクティアさんに水の循環を学ぶ!オンライン講座「Stay at home, Eco at home」開催レポート

2020.06.02

日本初の給水アプリ「mymizu」を開発したマクティアさんに水の循環を学ぶ!オンライン講座「Stay at home, Eco at home」開催レポート

2020年5月28日、未来を創る組織のエコシフトを支援するOperation Green主催のオンライン講座の第2回を行いました!

エコシフトを実践する団体や企業の最前線で事業を推進するトップランナーを講師に迎えて全8回のこの講座の第2回の講師は、日本初の給水アプリ「mymizu」の開発に携わったSocial Innovation Japan 代表理事のマクティア・マリコ氏。

今回は「水の循環」をテーマに、今海洋プラスチック問題など深刻になっているペットボトルの問題とその解決法となる、カッコよくて楽しいエコボトル生活について教えていただきました。その内容をレポートします!

日本で消費されるペットボトルは250億本!もはや改善ではなく改革が必要!この講座で学んだ3つのポイント

1.日本で消費されるペットボトルは250億本。日本のリサイクル率は世界的にも高いが、それでも15%、39億本はリサイクルされず、ゴミとして焼却されるか河川や海に放置されている。

2. 国内の河川でも4000万本のペットボトル、1000万枚のレジ袋、140万個のカップ型飲料容器があると推測される。海外から日本にきた、マクティアさんの友人は「なんで日本にはこんなに自販機が多いのか?」と驚くほど。

3. 日本の水道水は安全で美味しいのに、ボトルドウォーターの消費量は年々伸びている。エコボトルを持ち歩き、給水できればこれは必要のない消費。この消費を改革できるはず!

詳しくは動画で!

当日の講座はこちらからご覧いただけます。ぜひどうぞ!

 

今回の講座から学んだ、「ペットボトルではなく、エコボトルと共にあるカッコいいライフスタイル」

マクティアさんがペットボトルの問題に興味を持つきっかけとなったのが、「沖縄の海」でした。

自然が大好きなマクティアさんが沖縄の海にいくと、遠くからみるとこんな素敵な海も、、、

近くにいくとこんな状況だったようです。

この写真はとても衝撃でしたが、マクティアさんもこのひどい状況に衝撃をうけて、自分でもプラスチック問題について調べ、何かできないかを考えた始めたそうです。

プラスチックごみ問題という環境にも、動物にも人体にも、気候変動にも影響を及ぼす問題の大きさに、最初は何ができるのかわからなかったけれど、自分が何ができるのか?を考えた時にマクティアさんが目をつけたのが、「日本の水」でした。

日本で水道水を飲むのは当たり前のことだけど、水道水が飲める国は、世界でたったの15ヵ国だけ

日本の水道水はとても美味しいのに、ペットボトルに入ったボトルドウォーターを買う人は多く、その消費量は年々伸びている

それならば、エコボトルを持ち歩き、なくなったら給水できる場所があったら、ペットボトルの水をわざわざ買わずにすむのではないか。

そんな発想から生まれたのが、日本で初めて無料でエコボトルに給水できるスポットを探せるアプリ「mymizu」でした。

ちなみに「カッコいいオシャレなエコボトルがあったら、持ち歩くのも楽しい」ということで、「mymizu」のオンラインショップではエコボトルの通販もしています。

節約とか、環境のためではなく、かっこよくて、自分の好きなボトルを持って気分がいいから続ける。そんなエコなら、気持ちよく楽しくできるのではないかと思いました!

「mymizu」をダウンロードしたいという声も続々と!

今回も100名以上の方に参加いただき、講座終了後のアンケートでは「mymizu」を利用したいという回答も多くいただきました。

マクティアさんへの質問では、「給水できる場所の水質のチェックは?」「有料でもいいので、質のいい水を提供してくれるところを教えてほしい」という利用者目線のものから、

「『mymizu』のローンチまでの困難は?予算集め、仲間集めで大変だったことは?」
「ビジネスモデルとして、どうやってマネタイズしているのか?」

と、社会課題に対しアクションを起こしたマクティアさんの活動に対する質問も。

今は企業や自治体とのコラボレーションを進めながら収益をあげている「mymizu」も、最初は「0」から始まりました。それでも「プラスチックゴミ削減のために、自分も何かしたい」という思いで「0」から立ち上げたマクティアさんの元には、他にも「自分も何かしたい」という人が集まり、アプリは無償で開発され、「mymizu」というかたちになりました。

これからもエコボトルを持ち歩くコミュニティを広げていくために、今後はオンラインイベントを企画しているというマクティアさん。

今回の講座では、早速「給水スポットとして登録します」という参加者の方もいらっしゃり、マクティアさんの活動を知って「何かしたい」という思いで行動する人が増えていくことで、プラスチックゴミ削減のためのコミュニティが広がっていくのを直に感じました。

(レポート:Earth Company 小松紀子)

講師プロフィール

一般社団法人Social Innovation Japan 代表理事・共同創立者 マクティア マリコ

ロンドン大学卒業後、中日新聞社ロンドン支局に務め、2014年に駐日英国大使館の国際通商部に勤務。2017年よりフリーランスとして社会的企業でプロボノやコンサルティングの仕事を受け始める。同年一般社団法人Social Innovation Japan を立ち上げ、現在その代表理事・共同創立者として運営やサスティナビリティ関連プロジェクトを総括する。その一環として、ペットボトルの削減をミッションにした、日本初無料給水アプリ「mymizu」を立ち上げ、「国際連合開発計画(UNDP)企画の「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2019」を受賞。サーキュラーエコノミーを促進する「Circular Economy Club」の東京担当も担う。

 

 


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