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アンバサダー紹介コラム

Operation Greenアンバサダー紹介Vol.4 クリエィティブな環境プロジェクトを手掛ける 上田壮一さん

2021.08.05

未来を創るための実践プログラム「Operation Green」では、2020年度より、このプログラムに専門的な立場から関わっていただく「アンバサダー制度」を導入いたしました。この記事では、環境に関する各分野の最前線で活躍されているOperation Greenアンバサダーのみなさまのプロフィールや、活動内容をご紹介させていただきます!

第4回は、クリエイティブディレクターとして、様々な環境プロジェクトをプロデュースしているThink the Earth 理事の上田壮一さんです。

地球的視野で考えて行動する人を、増やすために

Operation Green アンバサダー 上田壮一さん

【プロフィール】

Think the Earth 理事 / プロデューサー。広告代理店勤務を経て2001年にThink the Earth設立。以来、コミュニケーションを通じて環境や社会について考え、行動するきっかけづくりを続けている。主な仕事に地球時計wn-1、携帯アプリ「live earth」、書籍『百年の愚行』『1秒の世界』、プラネタリウム映像「いきものがたり」など。2017年にSDGsの教育普及プロジェクト「SDGs for School」を開始し、書籍『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』を編集・発行した。グッドデザイン賞審査委員(2015-2017)、STI for SDGsアワード選考委員(2019-)などを歴任。多摩美術大学客員教授。

「宇宙からみた地球」を日常でも見られたら

もっと何かが変わるはず

「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに、持続可能な社会の実現に貢献するプロジェクトを立案し、企業や行政、NPO、教育機関、クリエイターなど多種多様なセクターと才能をつなぎ、プロジェクトを実現しているThink the Earth。上田さんは、その活動を設立し、理事でいらっしゃいます。

上田さんが2001年にこの活動を始めたのは、「宇宙から見た地球をいつでも身近に感じられるように」と、「アースウォッチ」を開発したことがきっかけでした。

写真:初代アースウォッチ(引用元:株式会社スペースポートHP

「『アースウォッチ』は宇宙から見た地球を見ることができたら、もっと地球が身近になるのでは、と思って企画しました。開発のきっかけは、宇宙から青い地球を見た宇宙飛行士たちの言葉でした。

“宇宙から眺めた地球は、たとえようもなく美しかった。国境の傷跡などは、どこにも見えなかった”
“なぜ私たちがここにいるのか、今わかった。それは月をくわしく見るためではない。振り返って、私たちの住みかである地球を見るためなのだ”

こうした宇宙飛行士たちの感覚を少しでも日常で感じられたら、人は環境や人間以外の他の生きものにも関心が及ぶのではと思ったんです」

時計のデザインや機能だけでなく、使う人の意識の変化にまで思いを向けて開発された「アースウォッチ」は、2001年グッドデザイン賞を受賞。上田さんはその後もクリエイティブディレクターとして、

・グリーンパワースクール
小中高や、学童保育や学習塾、自然学校などに再生可能エネルギーに関する情報を提供し学びをサポート。

・「みずものがたり」「いきものがたり」
宇宙からの視点で地球のことを考えるThink the Earth のプラネタリウム番組シリーズの映像作品

など、様々な環境課題や社会課題に取り組むプロジェクトをプロデュースされています。(プロジェクト一覧はこちら

「環境活動っていうと堅いイメージを持つ人も多いけれど、こういう多彩な表現で関心を高めたいと思っています。社会を良くしていく表現って、まだまだ試していないものがたくさんあります。
本気の人と本気の表現が出会った時に、とても良いメッセージができるので、そういう出会いがたくさん生まれて、多くの人が少しでも地球に関心を持ってくれるきっかけがつくれたら、と思います」

未来は日々の積み重ねの先にたどり着く場所

だからこそ、「無関心」を変えていきたい

2001年に始まり、20年間「Think the Earthする人(=地球的視野で考え行動する人)や企業を 世界中に育て、増やしていくこと」をミッションに様々なプロジェクトを手掛けてきたThink  the Earthが現在取り組んでいるのが、SDGsを楽しく、わかりやすく学べる教材をつくったり、先生たちをつなぐ研修や交流の場をつくったりするSDGs for Schoolです。

「2018年5月から力を入れているSDGs for Schoolでも、私は専門家ではありませんが、コミュニケーターとして多くの人に知ってもらおうと活動しています。環境課題や社会課題に関する最大の課題は、『無関心である』ということ。だから私は、無関心の状態からどのように関心に傾けるか、を常に意識しています。
人間が行動するときには、①理性(あたま)、②感性(こころ)、③感覚(からだ)の3つの起点があり、頭でばかりではなく心に働きかけたり、身体を直接使って取り組んでみることで、より良い理解、興味を誘うことができるので、持続可能な社会の実現のためにも、コミュニケーションやクリエイティブの力で環境問題や社会問題について考え、行動する、きっかけづくりを行っています」

今年で4年目となるSDGs for Schoolプロジェクトで制作されたビジュアルブック「未来を変える目標 SDGsアイデアブック」は、希望する学校に先着順で1クラス分40冊を無料配布し、これまでに約1000の学校に届けられました。まさに、このプロジェクトを通じて多くの生徒や先生がSDGsを知り、学んでいます。

「千年先から振りかえれば、今を含む前後50年が、世界が激変した時代だったってことになるんだろうと思います。宇宙から地球を眺め、ネットが世界をつなぎ、遺伝子が解読され、人口が激増し、資本主義が揺らぎ、持続可能な社会へのチャレンジが始まった時代に生まれたことを楽しみ、変わるなら良い方向にと思う人が増えること未来は誰かが作ってくれるのではなく、一人ひとりが日々の積み重ねの末にたどりつく場所だから

そう考える上田さんが行う様々な仕掛けに参加し、良い方向への変化に関心を持つ人の輪が広がっています。

上田さんからOperation Greenへ!

好奇心こそが行動の原動力であると信じ、頭だけでなく心と身体で触れる数多くのコンテンツ、メディア、イベント、ワークショップの開発に取り組む上田さんから、Operation Greenへのメッセージをいただきました。

「ゼロカーボンやサステナビリティなど、言葉は先行していますが、具体的なアクションってどうすればいいの?と思っている人が多いと思います。Operation Greenは、そんな疑問に答えてくれる手法でありツールです。少しずつ始めることもできるし、スピード感をもって進めることもできます。
SDGs for Schoolもそうですが、先生や生徒たちがいろんなアプローチから日本の学校をグリーン化できるように、お互い貢献できたらと思っています」

今、文部科学省や環境省は、世界的な気候危機に取り組むために、気候変動問題をはじめとする、地球環境問題に関する教育を充実させるよう教育機関に求めています。

生徒が環境問題などを学ぶためのクリエイティブなアプロ―チが、これまで以上に必要とされるなか、Operation GreenもSDGsを学んだ後の学びを行動に移す実践プログラムとして、生徒の学びをサポートしていけたらと考えています!

ご興味のある方はぜひ担当までお気軽にご連絡ください!

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