取組紹介CO2削減

カーボン・オフセットとは?簡単にわかりやすく取り組み事例とともに解説!

2020.03.18

カーボンオフセットとは

現在、地球温暖化対策が重要だということは周知の事実。カーボン・オフセットという制度は地球温暖化対策の一つですが、認知度はまだまだ低いのが現状です。

そもそもカーボン・オフセットとは何なのか、どんな取り組み事例があるのか、この記事にて簡単にわかりやすく解説していきます。

カーボン・オフセットとは?

カーボン(Carbon)とは、炭素のことを指します。オフセット(Offset)とは、埋め合わせる、相殺するという意味です。

つまりカーボン・オフセットとは、CO2排出の埋め合わせをするという意味になります。

具体的には、企業や個人がCO2削減に取り組んだ際に、努力をしてもどうしても削減できない排出分を、「他の場所」で埋め合わせをするということです。ここでいう他の場所というのは、他の企業やNPO/NGO、自治体などが削減したCO2の吸収量(クレジット)の購入、または植林や森林保護といった活動を指し、そうして自らの排出量を相殺するのがカーボン・オフセットです。

カーボン・オフセットの意義

この制度の背景には、環境問題への意識があります。例えば、CO2削減に向けてあらゆる努力をしても、削減できない分が出てきてしまいます。そういった場合、カーボン・オフセットを利用することで、排出量をさらに抑えることができるからです。企業や団体の取り組み以上のCO2削減ができるため、カーボン・オフセットの利用が重要となるわけです。

カーボン・オフセットの流れ

農林水産省が公表するカーボン・オフセットの取り組みから、代表的な3つの方法を紹介します。

1. オフセット製品・サービス

企業などが製品の製造やサービスの提供をする際に排出する温室効果ガスの量を、他の場所と埋め合わせをすることです。企業がオフセット製品やサービスを宣伝することで、消費者は自分の行動の選択により、環境に配慮した行動を心がけることができます。

2. 会議・イベントのオフセット

コンサートやスポーツ大会、国際会議などの際に、開催に伴って排出される温室効果ガスをオフセットします。例えば、会議に参加する人の移動に伴って排出される分などに適用されます。

3. 自己活動オフセット

自らの活動に伴って排出されるものをオフセットする内容です。自らの活動とは、オフィスビルでの電気使用量や施設稼動に伴う環境負荷といったことがオフセットの対象となります。

カーボン・オフセットの取り組み事例

実際のカーボン・オフセットの取り組み事例を3つ紹介します。

1、株式会社イトーキ

株式会社イトーキでは、自社製品である「nonaチェア」や「スピーナチェア」を製造する際に、100%オフセットを実施し、環境配慮型の製品を提供しています。

イトーキの製品は、原料調達・製品製造・販売・廃棄・リサイクルの過程分も含むオフセット製品です。nonaチェアの場合、2017年から販売するものが対象であり、1脚あたり69.00-82.64kgのCO2削減をしています。

カーボン・オフセットの方法で言えば「オフセット製品・サービス」にあたります。

2. 横浜市

横浜市では「横浜ブルーカーボン」と称して、温暖化対策プロジェクトを実施。2019年度には様々な活動を実施してきましたが、中でも「世界トライアスロンシリーズ横浜大会」では、33.8トンのCO2排出を削減しました。

イベント会場でのエネルギー使用や、出場者・運営者の移動に際にかかる温室効果ガスが対象となっています。このイベントを含めた2019年度活用分では、合計164.4トン分のカーボン・オフセットを実施しました。

3. 清水エスパルス

カーボンオフセットとは

清水エスパルスは、地球に優しいクラブになるべく、2007年12月にカーボンオフセット化を宣言。

その後平成24年の「第1回カーボン・オフセット大賞」にて環境大臣賞を受賞しています。2008年から2012年の5年間、カーボンオフセットの取り組みをしました。

そして、さらに追加で2013年から2017年で開催されるホームゲーム約100試合を対象とし、取り組みを継続しています。試合にて使用する電力消費・ゴミ処理・バス運行に関する排出をオフセットしています。合計で1,800トン分のクレジットを購入。サッカークラブの中でも、非常に自己活動オフセットに積極的な団体です。

カーボン・オフセットを活用して、CO2削減につなげよう!

カーボン・オフセットについてかんたんにまとめます。

・カーボンオフセットとは、CO2削減のできない分を埋め合わせすること
オフセット製品や会議・イベントなどを通して取り組む
・様々な活動事例がある

企業でも非営利組織でも、自治体でも、私たちは経済活動をする上で、かならずエネルギーを消費します。CO2削減に向けて積極的に取り組んだ上で、削減しきれない分があれば、カーボン・オフセットという選択肢があります。取り組み事例では3つほど紹介しましたが、まだまだ多くの企業や団体がカーボン・オフセットを活用しています。

この機会にみなさんの組織でもCO2削減にチャレンジしてみませんか?

(ライター:サイトウケイ)


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