新型コロナウィルスのパンデミックによって、既存の社会システムの抱える問題が表面化しました。さらに大きな課題である気候変動はすでに危機的な状況にあり、それを解決するためには、ひとつの組織だけでなく、様々な組織が協働し、コレクティブインパクトを生み出すことが必要とされています。また、SDGs達成のためにも、業界やセクターの垣根を超えた取組みの重要性はますます高まっています。
そこで、「Operation Green」では、未来型地域を創るコレクティブインパクトをいかに実現できるのかをテーマにオンラインイベントを開催します!
このイベントでは、未来型地域を創るコレクティブインパクトへのヒントをみつけていただけるよう、小さなエコシフトから始まり、地域を巻き込んだコレクティブインパクトに取り組むOperation Greenのパートナー団体から、企業・学校・自治体関連施設ならではの取り組みをご紹介いたします。
さらに、環境フィールドの最前線で活躍する各分野の専門家であるOperation Green アンバサダーが「未来型地域を創るコレクティブインパクトを生み出すため、各組織ができること」について最新の見解をディスカッションします。
サステナブルな未来型社会を創るための行動を起こしている組織の事例を知りたい方、また、同じビジョンを持つ組織と繋がり、情報共有をしたいという方、SDGsに関する取組を始めるために情報収集したい方など、ぜひご参加をお待ちしています!
・日時:2021年2月26日(金)18:00~20:00
・配信方法:zoom
・参加費:無料
・定員:最大60名
・お申込み方法:こちらのPeatixページよりお申込みください。
・地域と連携し、サスティナブルな社会や組織をつくる企業活動を広げていきたいと考えている方
・セクターや業界の垣根を超えたこれからの未来の在り方を考えたい方
・SDGsを取組みの事例と共により深く理解したい方
・組織の環境課題への取組みについて悩まれている方
1. 代表挨拶及び「Operation Green」のビジョンについて
2. Operation Greenパートナー団体による、各地域の企業・学校・自治体のサスティナブルな取り組みと展望
・「本社の淡路島移転を通じた地方創生のモデルケース作り」兵庫県淡路島 (株式会社パソナグループ)
・「酒づくりから広がるサステナブルな地域と人の繋がり」広島県久比 (ナオライ株式会社)
・「石垣島の高校生が考えるエコツーリズムと島の未来」沖縄県石垣島 (石垣市役所観光課人材育成プロジェクト「chura☆I」)
・「環境問題に取り組むコワーキングスペースから生まれる地域ビジネス」長野県富士見町 (富士見森のオフィス)
3. Operation Green アンバサダーによるパネルディスカッション(辻井 隆行氏、聖心女子大学教授 永田 佳之氏、Think the Earth理事 上田 壮一氏)
・各アンバサダーより自己紹介を兼ねた地域丸ごとサステナビリティスピーチ
・前半各講演を受けての対談
・Q&A・交流セッション
4. まとめ
1999年大学卒業後、パソナに入社。2009年からBPO事業拡大をミッションとして新設されたBPOコンサル会社に出向、2013年に㈱パソナに戻り最年少執行役員としてBPO事業部門の責任者になる。2016年6月長男出産。これまでにグローバル人財育成事業を中心とする雇用創出事業、関西でのダイバーシティ研究会立ち上げ、万博誘致イベント企画など行ったことが評価され2019年大阪サクヤヒメ活躍証受賞。2020年事業構想大学院通学中の講演でアースカンパニーと出会い、SDGsをベースにした経営について考える機会に恵まれる。2021年1月からパソナグループ 雇用創出総本部に出向。自分自身も時短勤務で仕事と育児の両立に励みつつ、企業内に女性幹部候補生を育成する研修PJTの責任者に従事。
1983年生まれ広島県出身。親族が酒蔵関係者が多く、幼いころから日本酒に興味を持ち、大学時代は日本酒を中国で広げたいと上海へ留学。20代の9年間を上海で過ごし日本酒を売り歩く。2014年帰国し、瀬戸内海に浮かぶ人口約21名の離島・三角島に本拠地を置くナオライ株式会社を創業。「時をためて、人と社会を醸す」というビジョンを定め、日本酒ベースのスパークリングレモン酒「MIKADO LEMON」、2020年に日本酒由来のライスウイスキーのようなお酒「浄酎」を開発し広島県神石高原町に酒蔵を設立。多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぐため事業を展開し、自然から感謝される人や酒蔵を目指す。
石垣市役所観光課主催の人材育成プロジェクト「chura☆I(チュラアイ)」に参加する八重山高等学校の生徒たち。故郷の石垣島の環境を守りながら、観光も発展させていくためのプロジェクトを考えるため1年かけて、自然電力やユーグレナ、Earth Company運営のエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」などの事例を学び、アンケート調査や専門家へのインタビューで情報収集を行ってきた。本イベントでは、彼らが立案した石垣島の観光施設をゼロカーボンにする「地球温暖化のひとしずくプロジェクト」と、美しい石垣と環境破壊の両側面をSNSで発信する「石垣島の光と影プロジェクト」の2つをご紹介予定。
2009年京都造形芸術大学卒。アウトドアブランドTHE NORTH FACEのショップスタッフとして働いた後、デザイン会社/メーカーでデザイナーとしての経験を積む。2016年に長野県富士見町の地域おこし協力隊に着任し、コワーキングスペース『富士見 森のオフィス』の運営に従事。現在は、同オフィスのクリエイティブディレクターを務めながら、環境配慮型コワーキングスペース『Green Community』の企画を推進している。自身が家族経営するデザイン会社『マツダショウジデザイン合同会社』では、都内ベンチャー企業/地方企業のブランディングや商品開発に携わっている。
1968年生。早稲田大学大学院社会学科学研究科(地球社会論)修士課程修了。99年、パートタイムスタッフとしてパタゴニア東京・渋谷ストアに勤務。2009年から2019年まで日本支社長。退職後は、自然と親しむ生活を送りながら、企業やNPOのミッション/ビジョン/戦略の策定を手伝いつつ、自律分散型社会の実現を後押しする小さなプロジェクトに関わる。また、# いしきをかえよう の発起人の一人として、市民による民主主義や未来のあり方を問い直す活動を続ける。2016年、日経ビジネス「次代を創る100人」に選出。
「国連ESDの10年」以後、ユネスコ本部の専門委員としてESDの推進に従事。最近は気候変動などの地球規模課題に取り組む。聖心グローバル共生研究所副所長、日本国際理解教育学会副会長、認定NPO法人フリースペースたまりば理事、学校法人アジア学院評議員、一般社団法人Earth Companyアンバサダーなど。著書・監訳書に『気候変動の時代を生きる:持続可能な未来へ導く教育フロンティア』『ハーモニーの教育:ポスト・コロナ時代における世界の新たな見方と学び方』(共に山川出版社)『変容する世界と日本のオルタナティブ教育:生を優先する多様性の方へ』(世織書房)など。
・永田先生の活動を紹介したアンバサダー紹介記事はこちら!→「Operation Greenアンバサダー紹介 Vol.2 持続可能な未来へと導く 教育分野のパイオニア・永田佳之教授」
・https://climate-empowerment.com/
広告代理店勤務を経て2001年にThink the Earth設立。以来、コミュニケーションを通じて環境や社会について考え、行動するきっかけづくりを続けている。主な仕事に地球時計wn-1、携帯アプリ「live earth」、書籍『百年の愚行』『1秒の世界』、プラネタリウム映像「いきものがたり」など。2017年にSDGsの教育普及プロジェクト「SDGs for School」を開始し、書籍『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』を編集・発行した。グッドデザイン賞審査委員(2015-2017)、STI for SDGsアワード選考委員(2019-)などを歴任。多摩美術大学客員教授。
ハーバード大学卒業後、NGOスタッフとしてチベット高原で働き、後ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号取得。英国大手財団CIFFにて、インド・アフリカにおける子供の保護・教育に重点を置いたプロジェクトの企画推進・評価等を行う。革新的なテクノロジーを最貧国へ届けるNGOコぺルニクにて国際開発やBOPビジネスの促進に関わり、ソーシャルイノベーションとインパクト評価を専門とする。日本では青少年のグローバル教育にも従事。元東京大学特任教授。世界銀行コンサルタント。国際会議での講義登壇実績多数。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion (謳われることなき英雄)」受賞。Mana Earthly Paradise 共同創設者。